外面的
がいめんてき
形容動詞
標準
external
文例 · 用例
外面的に見た君も極めて痩せて尖つてゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
もしこの二人のいう事がどちらもほんとうであるとすると、われわれの趣味や好尚は存外外面的な事情によって自由に簡単に支配されうるものだと思う。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
しかし、それはホンの外面的の理由で「能のどこがいい」とか「謡いの芸術的生命と、自分の表現欲との間にコンナ霊的の共鳴がある」とか言うような根本的の説明には触れていない。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
二つのものの感じの共通というのでなくて、二つのものの外面的関係から呼び出される連想としては「身はぬれ紙の取り所なき」に対する「小刀の蛤刃なる細工箱」のごときがそれである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
然るに學校の教師は、子供がそれを理解すると否とに拘らず、外面的に祷りの形式を教へ込む。
— 有島武郎 『子供の世界』 青空文庫
言はれて見れば、僕の過去の境遇なども、先づ外面的には申し分のない幸運に恵まれてながら、事実上には一向に幸福でなく、悲観厭世の暗い生活ばかりが連続したのだから、陽気反つて陰に帰したのかも知れない。
— 萩原朔太郎 『名前の話』 青空文庫
外面的な困難にぶつかったとき、師父は、それを切抜ける途を外に求めずして、内に求める。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
なぜならば、おまえはわたしの生涯の外面的なるものを知り、洒落の風流人で江戸っ子気質で、ソレ者で通人と言われ、ときには放埒無慙の人物のようにも見えている中年過ぎの俳諧師が脱然、胸を断ち割って動く本心の心臓を見せたからだ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
事件の解決には、外面的な証拠だけでなく、関係者の心理状態を理解することも重要になる。
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会社の業績不振は、市場の縮小という外面的な要因だけでなく、経営戦略の失敗にも原因がある。
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彼の態度は一見すると親切だが、どこか外面的なものに感じられてしまう。
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