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深窓

しんそう
名詞
1
標準
secluded inner room
文例 · 用例
さりとて用人の若御新姐、さして深窓のと云ふではないから、隨分臺所口、庭前では、朝に、夕に、其の下がひの褄の、媚かしいのさへ、ちら/\見られる。
泉鏡太郎 片しぐれ 青空文庫
が、此はさすがに、井戸端で、名のり懸けるわけには行かない、さりとて用人の若御新造、さして深窓のと云ふではないから、隨分臺所に、庭前では朝に、夕に、其の下がひの褄の媚かしいのさへ、ちら/\見られる。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
深窓の美姫、紅閨の艶姐、綾羅錦繍の袂を揃えて、一種異様の勧工場、六六館の婦人慈善会は冬枯に時ならぬ梅桜桃李の花を咲かせて、暗香堂に馥郁たり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
世に馴れては見えたまえど、もとより深窓に生育ちて、乗物ならでは外に出でざる止事無き方々なれば、他人事ながら恥らいて、顔を背け、頭を低れ、正面より見るものなし。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
かの女はをとめの身で大胆にもかの女の家の夕暮時の深窓を逃れ来て、此処の川辺の夕暮にまぎれ、河原の玲澄な野薔薇の床に横たはる。
岡本かの子 青空文庫
かの女が今しがた忍び出て来た深窓の家には、二組の夫婦と、十人あまりの子供達が堆積し、揺蕩し、かの女もそのなかの一人であることが、此頃かの女には何か陰のある辱かしさ、たつた一人の時に殊にも深く感ずる面伏せな実感である。
岡本かの子 青空文庫
名門の女子深窓に養われて、傍に夫無くしては、濫りに他と言葉さえ交えまじきが、今日朝からの心の裡、蓋し察するに余あり。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
彼女は実に一箇|巾幗の身を以て、深窓宮裡花陰の夢に耽るべき人|乍ら、雄健の筆に堂々の議論を上下し、仏蘭西全国の民を叱咤する事、猶猛虎の野に嘯くが如くなりき。
石川啄木 閑天地 青空文庫
作例 · 標準
彼女は、世間から隔絶された深窓で育ったため、外界のことに疎かった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
深窓の令嬢が、偶然街で貧しい青年と出会う物語は、よくある設定だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
武家の娘は、通常、深窓で礼儀作法を学ぶのが習わしだった。
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