たる
たる異読 だる
表現補助動詞動詞-五段-ラ行頻度ランク #2778 · 青空 1082 例
標準
to do ... for (someone of equal or lower status)
文例 · 用例
手短かに云へば、作家牧野は、もつと書き流す態の作をするにはあまりに純粋の要求があり過ぎたし、完固たるフォルムに到達するためにはあまりに情調派であり過ぎたのである。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
ところが世間が、不景気だ、ボヤボヤしてはゐられないと云へば云ふ程、インテリにとつてその世間たるや住みにくい世間となる。
— 中原中也 『作家と孤独』 青空文庫
その云ふ気持は分るけれど、それに、観念が稀薄であるよりは濃厚な方がよいに決つてゐるけれども、要するに、観念があるだけある上で見たり感じたりしてゐることが芸術になりもするのであるから、そこへ観念を持運んで来たつてたゞトンダお景品たるに過ぎない。
— 中原中也 『山羊の言』 青空文庫
汝が底を探りたる、者とてはなく、汝がゆたけき内奥を、知るものとてなかりけり、さまで汝等秘密をば、守らんこと敏なりき!
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
まひる利根川のほとりを歩めば、二人歩めばしばなくつぐみ、つぐみの鳴くに感じたるわが友のしんじつは尚深けれども、いまもわが身の身うちよりもえいづる、永日の嘆きはいやさらにときがたし、まことに故郷の春はさびしく、ここらへて山際の雪消ゆるを見ず。
— 萩原朔太郎 『利根川の岸邊より』 青空文庫
いま初夏きたる、野に山に、榮光榮光、榮光いんよくの主とその僕にあれ。
— 萩原朔太郎 『初夏の祈祷』 青空文庫
ああ、いま新らしき遊戲は行はれ遠望の海さんさんたるにわれ諸君とゆびさし眺望してながく塔下に演説す。
— 萩原朔太郎 『交歡記誌』 青空文庫
ああ十字疾行する街路のうへそのするどさに日輪もさけびくるめき群集をこえて落しきたるを感じいのり齒をくひしめ受難の日のひくれがたわれつひに蛇のごとくなりて絶息す。
— 萩原朔太郎 『受難日』 青空文庫
作例 · 標準
「重そうな荷物やな、俺が運んだるわ」と彼は笑って手を貸してくれた。
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弟が宿題で困っていたので、解き方のコツを教えてやったることにした。
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腹を空かせた野良猫に、家にあるキャットフードを少し分けてやったる。
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標準
to do ... for (the sake of someone else)
作例 · 標準
「お前のためを思って、あえて厳しいことを言うたるんやぞ」と父は諭した。
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遠くへ引っ越す友人のために、思い出の写真をアルバムにまとめて送ったる。
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彼女が自信を持てるように、精一杯の応援をしたるつもりだ。
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