刹那
せつな
名詞副詞頻度ランク #21221 · 青空 2680 例
標準
moment
文例 · 用例
彼が刹那主義といふ時、恰かも私が上に述べた如き趣意にあるやうに見える。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
然るに彼は余りに側面的に刹那を考へはしなかつたか?
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
即ち、彼は刹那が個人精神中で考へ得らることであつて、生活といふ対人圏に流用されるすべてのものは、必竟「規約」以外の何物でもないことを誤認しはしなかつたか?
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
蓋し、個人――即ち夢みる動物中の理論なり想像なり幻想なり其他何でもが、他の個人にまで如何に影響するかの其処に生の全ての意味があるのを、その影響以前に於てだけ刹那を考へてゐた泡鳴は、悲劇、即ち生死合一境――言換れば慈愛の境地を見ることがなかつた。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
不意を打たれて芳は危く昏倒せんとして、僅に身を支へた、其處を、勝に乘じた群衆はなほ、執念強く、取り包んで、凡そ息のある限り、滅多無性に打ちすゑんとする、刹那の急。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
蜉蝣の生涯も永劫であり国民の歴史も刹那の現象であるとすれば、どうして私はこの活動映画からこんなに強い衝動を感じたのだろう。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
過去未來の因果の絲を斷ち切り、純粹刹那の愛と美とを、ぴつたり正確に固定せしめようと前人未踏の修羅道である。
— 太宰治 『檀君の近業について』 青空文庫
船体の動揺の刹那まで、私の足の踝にジャックナイフの突き通るまでは、私にも早朝の爽快さと、溌溂さとがあった。
— 葉山嘉樹 『浚渫船』 青空文庫
作例 · 標準
雷が光った刹那、辺り一面が昼間のように明るくなり、すぐ後に凄まじい轟音が響いた。
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ゴールテープを切った刹那、彼はこれまでの厳しい練習を思い出して涙を流した。
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「ほんの刹那の出来事だったので、犯人の顔までははっきりと見えませんでした」と目撃者が証言した。
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標準
kshana
作例 · 標準
仏教の教えでは、時間は「刹那」という極めて短い単位の積み重ねであり、万物は常に変化しているとされる。
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「一刹那は約75分の1秒に相当すると言われていますが、要は一瞬のことです」と住職が説法した。
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私たちはこの短い一刹那の生を精一杯生きなければならない、と哲学書に書かれていた。
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