京洛
きょうらく異読 けいらく
名詞
標準
capital (esp. Kyoto)
文例 · 用例
猫又のゴシップの力で犬が猫又になる話や、ゴシップから鬼が生れて京洛をかけ廻る話などがそれである。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
然るに南方の文帝、元嘉の年中、京洛の婦女子、皆悉く愁眉、泣粧、墮馬髻、折要歩、齲齒笑をなし、貴賤、尊卑、互に其の及ばざるを恥とせり。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
然るを、元嘉、京洛の貴婦人、才媛は、平時に件の墮馬髻を結ふ。
— 泉鏡太郎 『唐模樣』 青空文庫
」 にやりと笑って「京洛日報の相馬弓子です」「あ、新聞社の方ですか」 宮子の表情は急に和らいだ。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
京洛日報の相馬弓子です」 と、早口に言った、「名刺をくれ」 と、言われれば、「入社した許りで、注文した名刺が間に合わないんですの」 とごまかすつもりだった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
今後大いに……、そのウ、何じゃ、わしの方も大いに援助するし、あんたの方も、いろいろ……京洛日報の社長はよく知っとるから……」 何だか、判ったような、判らぬような、遠まわしの言い方だった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
京洛日報の社長はわしの友人じゃよ」 小郷は依然として、参らなかった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
湖水中での良質の水が汲まれるというのでここを「もくもく」と云い、京洛の茶人はわざわざ自動車で水を汲ませに寄越す。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫