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漁師町

りょうしまち
名詞
1
標準
fishing village
文例 · 用例
普通の田舎町らしい――漁師町らしい――気分と、温泉町らしい特異の気分とが不調和に混同して、妙に落付きの悪い安価の印象をあたへる。
萩原朔太郎 石段上りの街 青空文庫
独り荷物をかついで魚臭い漁師町を通り抜け、教わった通り防波堤に沿うて二町ばかりの宿の裏門を、やっとくぐった時、朧の門脇に捨てた貝殻に、この山吹が乱れていた。
寺田寅彦 青空文庫
……いや、愚に返った事は――もし踊があれなりに続いて、下り坂を発奮むと、町の真中へ舞出して、漁師町の棟を飛んで、海へころげて落ちたろう。
泉鏡花 貝の穴に河童の居る事 青空文庫
翁が、ふたふたと手を拍いて、笑い、笑い、「漁師町は行水時よの。
泉鏡花 貝の穴に河童の居る事 青空文庫
」 お蝶が乱心者と決まった以上、いずれにしても相当の注意をあたえて置く必要があると思ったので、又次郎は草鞋の爪先をかえて、海ばたの漁師町へむかった。
岡本綺堂 青空文庫
女伴は小さな漁師町の間を通って傾斜のある小路を登って往った。
田中貢太郎 赤い花 青空文庫
で、普通の漁師町以上に整つた宿場をなしてゐるのであるけれど、いゝ宿屋が無い。
駿河灣一帶の風光 樹木とその葉 青空文庫
成程、漁師町を繞ったり、別荘の松原を廻ったり、七八筋に分れて、また一ツになって海へ灌ぐが、そこ行くとこれでも幅が二十間ぐらい、山も賦になれば、船も歌える、この様子では汐が注そう。
泉鏡花 沼夫人 青空文庫
作例 · 標準
朝早くから活気づくこの漁師町では、新鮮な魚介類が安く手に入る。
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潮の香りが漂う細い路地を歩くと、昔ながらの漁師町の風情を感じることができる。
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彼は小さな漁師町に生まれ育ち、海を眺めながら過ごすのが日課だった。
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