既男
きだん
名詞
標準
married man
文例 · 用例
」青年は男の子の手をひきだんだん向うの出口の方へ歩き出しました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
「な、辰ッ、さっきだんながいっしょに苦労を分けろとおっしゃったから、兄がいに半分おめえにも分けてやるが、こういうのがだんなのおはこなんで、これまで、どのくれえおらあこの手で苦労させられているかわからねえんだから、うっかりしていておめえも化かされるなよ。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
七人組のほかにもうひとり、伊豆様のおん密事をかぎ知ったやつがあると、たしかにさっきだんながおっしゃいましたが、そいつあいったいどこのだれですい」 いわれて、ぎくりとなったように、右門は珍しくうろたえながら、ややその顔を赤らめていましたが、やがてぽつりと念を押しました。
— 血染めの手形 『右門捕物帖』 青空文庫
一度ぼうつと燃え、そのさかんなさまがしばらく續きだんだん火勢が弱まつて行つて、それきり二度とは燃え上らなかつた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
・竿がとゞかないさくらんぼで熟れる・花いちりん、風がてふてふをとまらせない・梅雨の縞萱が二三本 □・水は澄みわたるいもりいもりをいだきだん/\心境が澄みわたることを感じる、あんまり澄んでもいけないが、近来あんまり濁つてゐた。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
そのときだんだん人影は、こちらに近づきました。
— 小川未明 『けしの圃』 青空文庫
俺らそげなことをする気はねえ」「だからお前は仏性よ、めったにねえ生れつきだんなあ。
— 宮本百合子 『貧しき人々の群』 青空文庫
たのみなき若草|生ふる冬田かな 太祇 若草といえば、これから先きだんだん茂って春の草になって行くものであるが、それがまだ冬田にちょいちょいと生いそめたところを見ると、その若草はいつまで茂るべき未来があるかを疑わねばならぬのである。
— 高浜虚子 『俳句はかく解しかく味う』 青空文庫
作例 · 標準
「ネット用語で既婚男性のことを『既男』って呼ぶことがあるんだよね。」
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「既男板で紹介されていた家事の裏技、さっそく試してみようかな。」
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「彼は自称『既男』だけど、指輪をしていないから本当かどうか怪しいもんだ。」
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「あら、あなたも既男さんだったの? 子供の話で気が合いそうだわ。」
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