身の程
みのほど
表現名詞
標準
one's social position
文例 · 用例
家康は「上を見な」「身の程を知れ」の「五字七字」を秘伝とまで考えたから、家臣の美服を戒め鹵簿の倹素を命じた。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
この愚かな身の程をわきまえぬ一篇の偶感録もこのくらいにして差控えるべきであろう。
— 寺田寅彦 『徒然草の鑑賞』 青空文庫
待て、見えない両眼で、汝が身の程を明く見るよう、療治を一つしてくりょう。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
こんな身の程を弁えぬ恋をしてしまったことは、容易ならぬ不幸せだ――とY君は考えた。
— 渡辺温 『アンドロギュノスの裔』 青空文庫
はっきりと、身の程を知らなければならぬ。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
就中、独逸文学者酒井俊蔵先生の令嬢に対して、身の程も弁えず、無礼を仕りました申訳が無い、とお詫びなさい。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
私は、けさの簡単なお葉書のお言葉に依って、私の身の程を、はっきり知らされたのです。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
つまり、けさ私がお葉書をいただいて、その葉書の処置に窮して、うろうろしたのは、自分の身の程を知らされて狼狽していただけの事でありました。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
作例 · 標準
自分の身の程をわきまえることも大切だ。
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彼は自分の身の程を知らず、高望みばかりしている。
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身の程を考えずに挑戦するのも若さの特権だ。
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