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小者

こもの
名詞
1
標準
young person
文例 · 用例
)これぞ彼の紀之介の忘れがたみと知れたれば、呼び取りてあつく扶持せんと存ぜしに、彼はほかに望み無し、おのがなりはひは馬士なれば、馬飼ならば奉公せんと申すによつて、その云ふがままに厩の小者として召仕ひ、けふまで屋敷に置きまするが、これだけにて高綱の罪が消えませうか。
岡本綺堂 佐々木高綱 青空文庫
樹明君が何だかいら/\してやつてきた、一応帰つてまたきた、酒と下物とを小者に持たせて。
仙崎 行乞記 青空文庫
この泥水分離の境に到り得たにしても、有つて生れた天分の大小は如何ともすることは出來無いから、矢張り小者は小、狹者は狹、偏者は偏、淺者は淺で有るが、それでも各必らず其の妙を呈する。
幸田露伴 努力論 青空文庫
家来や小者はもうみんなが母様におべっかッてるんだから、誰一人|執成してくれようと云うものはなし、しかたがないので、そっとね、姉様が冤の罪を被せられて――昨夕話したッけ――冤というのは何にも知らない罪を塗りつけられたの。
泉鏡花 照葉狂言 青空文庫
彼がおならをするのと、田舎出の小者のおならをするのとは、全然意味がちがうらしいのである。
太宰治 如是我聞 青空文庫
この泥水分離の境地に至ったにしても持って生れた天分の大小はどうすることは出来ないから、やはり小者は小、狭者は狭、偏者は偏、浅者は浅で有るが、それでも各々必ずその特長を現わす。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
「それから私どものことを世間では御用聞きとか岡っ引とか手先とか勝手にいろいろの名を付けているようですが、御用聞きというのは一種の敬語で、他からこっちをあがめて云う時か、又はこっちが他を嚇かすときに用いることばで、表向きの呼び名は小者というんです。
石燈籠 半七捕物帳 青空文庫
小者じゃ幅が利かないから、御用聞きとか目明しとかいうんですが、世間では一般に岡っ引といっていました。
石燈籠 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
「これこれ、小者。そんなところで騒いでは、お殿様に叱られるぞ」
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奉公に出されたばかりの小者は、まだ勝手が分からず、おどおどと辺りを見回していた。
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時代劇で、商家の小者が使い走りで江戸の町を元気よく駆け抜けていく。
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2
標準
servant
作例 · 標準
旅の道中、主人の荷物を背負った小者が数歩後ろを黙々とついて歩く。
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「お前のような小者に、私の大切な仕事が任せられると思っているのか?」
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大名行列の最後尾で、小者たちが忙しそうに道具の準備を整えていた。
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3
標準
person of lowly status
作例 · 標準
権力者の顔色をうかがうだけの小者には、私の崇高な理想など理解できないだろう。
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「彼は自分が小者であることを自覚しているからこそ、誰に対しても腰が低いのだ」
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町外れの居酒屋で、小者たちが集まって世の中への不満を酒で紛らわしていた。
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