焦げる
こげる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to burn
文例 · 用例
この三者のうちで木材が一番熱を伝え悪いからたとえ内側は焦げるほど熱くなっても外までは熱が届かぬのである。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
二 工場は、塵埃と、硫黄と、燐、松脂などの焦げる匂いに白紫ずんでいぶっていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
女や、子供や、老人の叫喚が、逃げ場を失った家畜の鳴声に混って、家が倒れ、板が火に焦げる刺戟的な音響や、何かの爆発する轟音などの間から聞えてくる。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
しからばこれはセミティク系の言葉かと思っているとまたたとえばスキートの説によればギリシアの eusein(燃える、焦げる)はインドゲルマンの理論上の語根 eus とつながり、アングロサクソンの Yslan(熱灰)の源であり、サンスクリットの語根 Ush(燃える)ともつながるとある。
— 寺田寅彦 『火山の名について』 青空文庫
」 私にはその時突然、東京の荻窪あたりのヤキトリ屋台が、胸の焼き焦げるほど懐しく思い出され、なんにも要らない、あんな屋台で一串二銭のヤキトリと一杯十銭のウィスケというものを前にして思うさま、世の俗物どもを大声で罵倒したいと渇望した。
— 太宰治 『やんぬる哉』 青空文庫
私は、胸が焼き焦げるほどにそのみじめな女を恋した。
— 太宰治 『ア、秋』 青空文庫
何とも言えない、きなッくさいような、醤油の焦げるような、厭な臭よ。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
焦げるやうなにほひである。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
作例 · 標準
焼きすぎると、パンがすぐに焦げるよ。
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ストーブの火に近づきすぎたのか、マフラーが少し焦げた。
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料理中、香ばしい匂いと共に、少し焦げる匂いもしてきた。
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