風体
ふうてい異読 ふうたい
名詞
標準
appearance
文例 · 用例
牡兎はその黒い埃の中をころがり廻つた、すると彼は修道僧の風体になつてしまつた。
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
大勢の乗客の中に旅の商人が一人、 (薬売の様な風体) それが、話し手である。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
胴の間の側に立っているこれもスマートな風体の男が装填発火の作業をする役割である。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
和尚が立派な風体で悠然と現れます。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
男は洋服を着た魚屋さんとでもいった風体であり、女はその近所の八百屋のおかみさんとでも思われる人がらであった。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
一寸書き添えたいのですが、私はどういうものか子供の時から、あの捉えどころのないような味と風体で人を焦らすような蒟蒻が大好物でした。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
脚絆穿で、むかし傀儡師と云った、被蓋の箱を頸に掛けて、胸へ着けた、扮装は仔細らしいが、山の手の台所でも、よく見掛ける、所化か、勧行か、まやかしか、風体怪しげなる鉢坊主。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
これは、清葉とお千世が、この日、稲葉家へ入ろうとして、その露地から出て、二人を見て逃げるのを知った、のッそり頬被をした昼の影法師と同じ風体の男である。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
怪しげな風体の男が路地裏をうろついていたので、近所の人が警察に通報した。
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彼は一見すると学者のような風体だが、実は凄腕の武道家だという噂だ。
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その見慣れない風体の旅人に、村人たちは警戒の眼差しを向けた。
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