機帆船
きはんせん
名詞
標準
motorized sailboat
文例 · 用例
東京の木工船会社で新造した百八十トンの機帆船昇龍丸が試運転をかねて濠洲に初航海した。
— その六 血を見る真珠 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
相手の機帆船は、とつさに小まはりの利かない船体なので、みすみす無惨な結果をまねいて、手を下すすべはなかつた、といふ。
— 三好達治 『海辺の窓』 青空文庫
昨夜私が、墨を磨りながら耳をそばだてた、あの疾風怒濤中のかすれ声は、或は波の上に抛りだされて漂流しつつ、不運な漁夫が必死に叫びつづけた、その呼びごゑではなかつただらうか、或はさうではなくて、相手の機帆船から、闇の中に罹災者をさがしたづねて、声のかぎり呼びつづけたその呼びごゑであつただらうか。
— 三好達治 『海辺の窓』 青空文庫
一千九百二十九年の春、解氷期のベーリング海を、ソヴィエート連邦旗をなびかせた小さな機帆船に乗せられて、彼は、樺太に着いた。
— 岸田國士 『それができたら』 青空文庫
作例 · 標準
穏やかな瀬戸内海を、一隻の機帆船が白い航跡を残してゆっくりと横切っていった。
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昔はこの港にも、食料や日用品を運ぶ機帆船が頻繁に出入りしていたものだ。
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帆を上げつつエンジンも併用する機帆船は、当時の海上輸送における主力だった。
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