身をかわす
みをかわす
表現動詞-五段-サ行
標準
to dodge
文例 · 用例
武芸の達人が夜半の途上で後ろから突然切りかけられてもひらりと身をかわすことができる、それと同じような心の態度を保つことができなくては、瞬時の間に現われて消えるような機微の現象を発見することは不可能である。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
林田はちょと身をかわすなり、その手元につけ入って枴を奪いとってふりかぶった。
— 田中貢太郎 『放生津物語』 青空文庫
こちらの三人は、路が狭いのと、傘をさしているのとで、自由に身をかわすことが出来なかった。
— 岡本綺堂 『妖婆』 青空文庫
」「ふだんと違って人通りが多いのと、こんにちと違って道幅が狭いので、往来の人たちは身をかわす余地がない。
— 岡本綺堂 『牛』 青空文庫
かれの目ざしたのは七兵衛であるらしかったが、七兵衛があわてて身をかわすと同時に、かれの利き腕はもう俊之助に掴まれていた。
— 槍突き 『半七捕物帳』 青空文庫
しかるに、相手の突かれるくまのほうは、悲しいことに檻の中という不自由な場所にいたものでしたから、身をかわすべきすべもなく、哀れ三突きめの鋭い切っ先にぐさりとその脾腹をやられて、うおうと一声、けもののような人間のようなわけのわからないうめき声を発しながら、あけに染まってのけぞりました。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
小供はふいと身をかわす。
— 田中貢太郎 『村の怪談』 青空文庫
逃げると云っても、犇々と押詰められている混雑のなかであるから自由に身をかわす余地はない。
— 岡本綺堂 『倫敦の一夜』 青空文庫
作例 · 標準
飛んできた石を間一髪で身をかわし、事なきを得た。
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素早い動きで相手の攻撃を身をかわし、反撃のチャンスをうかがった。
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質問攻めに遭い、彼は巧みに身をかわして答えるのを避けた。
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