身をよじる
みをよじる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to twist
文例 · 用例
わしという人間がどういう人がらの男であるか、それがわかってのことであろうから、もう泣くのはよして、かくさずに胸のうちを物語ったらどうじゃ」 しかし、男は嗚咽をつづけたままで、ただ身をよじるばかりでありました。
— 達磨を好く遊女 『右門捕物帖』 青空文庫
その幽鬼たちが彼という存在との接触においてかつての現実の事情の中に完成されなかったいきさつを妄執として彷徨し、私という一人物はそれらのまぼろしの幽鬼に追いまくられて遂には鴎と化しつつ、自嘲に身をよじる。
— ――伊藤整氏『街と村』について―― 『観念性と抒情性』 青空文庫
貧困が文化面に迄及んでいる一般人は、身に迫った生活の苦痛の中で、活きかたを求めこそすれ、こなごなのようにされ、生気を失っている自我がああでは如何、こうでは如何と、自意識の鏡にうつして身をよじる文学の眺めに、ついて行けないのは当然ではないであろうか。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
そのラミアーの手紙というのが、おそろしく曲線的な身をよじる現代女言葉でかかれている。
— 一九四八年(昭和二十三年) 『日記』 青空文庫
飛行機に似た爆音がするとギョッと身をよじるみなの気配のなかに動かぬ影となってゆくものがまたもふえ、その影のそばでみつけるK夫人の眼。
— 峠三吉 『原爆詩集』 青空文庫
悲しい」と全身をよじるようにした。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
あなたは体がよくおありにならないから、私のなかの生きものが身をよじる話なんかしてはいけないのだ、とも思うの。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
面白すぎて、観客は笑いに身をよじって涙を流した。
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腹痛に身をよじり、彼はその場にうずくまってしまった。
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くすぐったさに身をよじって抵抗したが、なかなか解放されなかった。
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