昏倒
こんとう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
falling (down) unconscious
文例 · 用例
不意を打たれて芳は危く昏倒せんとして、僅に身を支へた、其處を、勝に乘じた群衆はなほ、執念強く、取り包んで、凡そ息のある限り、滅多無性に打ちすゑんとする、刹那の急。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
戦慄から、私は殆んど息が止まり、正に昏倒するところであった。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
昏倒した體の後疲れが何處となく感じられて來た。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
すべてをさう思つて、ただ單純に私が昏倒したのだ――と思つてゐてくれたら、お前の手術の結果が巧く行つたと云ふ歡びをすべてが感じてゐる今、それはどんなに幸福な解釋だつたか知れないのだ。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
そして、コロロホルムの麻醉に、手術の痛みも、夢中な自分の詞も、私の苦悶も、私の昏倒も、そしてすべての人達の懸念も焦慮も知らずに過ぎたに違ひないお前を、何となく一番幸福者のやうに感じたのだつた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
その秋風の昏倒の中で私は私の錫いろの影法師にずいぶん馬鹿ていねいな別れの挨拶をやっていました。
— 宮沢賢治 『インドラ[※1]の網』 青空文庫
彼が訊問に疲れ、棒立ちになつてゐる苦痛に堪ヘずして昏倒した後、考がこの不可測な起因、経過、終局に及んだとき、彼は逆上せんばかりに煩悶した。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
しだいに風|歇み、馬|駐まると覚えて、直ちに昏倒して正気を失いぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
作例 · 標準
熱中症の症状が悪化し、彼は突然路上で昏倒した。
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激しい疲労のため、彼は仕事中に昏倒して病院に運ばれた。
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「大丈夫!?急に昏倒するなんて、びっくりしたよ!」
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