蝸廬
かろ
名詞
標準
little house
文例 · 用例
「蝸廬といふ語があるね、僕も書物のなかではよくこの語に接してはゐるが、今日は眼の前にその蝸廬といふものを見て来たよ。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
獨弄詩蝸廬底 独り詩を弄す蝸廬の底、戰雲滿乾坤時 戦雲 乾坤に満つるの時。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
七月六日夏日閑居砲火動坤軸 砲火坤軸を動かす、蝸廬何所營 蝸廬何の営む所ぞ。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫
私のやうに一生を蝸廬に過して足一歩も出でぬ者にしては、眼前數尺の自然は殆んど全天地である。
— 横瀬夜雨 『五葉の松』 青空文庫
羨やましかろう』という自誇の情が、そうした手紙の言外によく現われてる。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
学校のおつとめからお帰りになって、隣りのお部屋で、私たちの話を立聞きして、ふびんに思い、厳酷の父としては一世一代の狂言したのではなかろうか、と思うことも、ございますが、まさか、そんなこともないでしょうね。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
相手はフランスがよかろう。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
高浜さんには礼を失した点も多かろうと思うが昔に免じて御宥恕を願いたい。
— 寺田寅彦 『高浜さんと私』 青空文庫
作例 · 標準
「都会の喧騒を離れて、静かな山里の小さな蝸廬で隠遁生活を送るのが憧れだ。」
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「彼の書斎は、本に囲まれた、まるで自分だけの蝸廬のようだった。」
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「この簡素な家も、私にとってはかけがえのない蝸廬だよ。」
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標準
snail shell
作例 · 標準
「雨上がり、庭にカタツムリがいて、その小さな蝸廬(殻)をじっと眺めてしまった。」
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「子供が拾ってきたカタツムリの殻、模様が綺麗で、まるで小さな宝箱みたいだね。これが蝸廬か。」
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「もう、自分の世界(蝸廬)に閉じこもってないで、外に出てみたらどう?」
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