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哀詩

あいし
名詞
1
標準
elegy
文例 · 用例
個體の死に附隨する感傷的な哀詩などは考へない方が健全でいゝかも知れない。
寺田寅彦 寫生紀行 青空文庫
塵は都会の哀詩である。
夢野久作 青空文庫
個体の死に付随する感傷的な哀詩などは考えないほうが健全でいいかもしれない。
寺田寅彦 写生紀行 青空文庫
アリストフアーネスの像を打ち仰ぐ者は稀ですが、イースキユラスやソフオクレースの下には何時も多くの哀詩歌人の手で礼讚された花環が絶えたことのないといふ現象を見ても自明なことではありませんか。
牧野信一 山彦の街 青空文庫
これ迄すでに彼等は、以下のものを訳した――ハムレットの独白、カーディナル・ウォルゼーの独白、ヘンリー四世の独白、グレーの「哀詩」、ロングフェローの「人世の頌歌」、テニソンの「軽騎兵隊の突撃」、そして今や彼等は、他の作品を訳しつつある。
日本その日その日 日本その日その日 青空文庫
要するに、ここまでは「古典平家」にはない話が多く、いわゆる平家物語の平家的諧調と色彩にとむ人間哀詩の絵巻はこれからくり展げられるものとおふくみください。
吉川英治 随筆 新平家 青空文庫
――が結局、平家一門は、自分たちが開花し楽園とした瀬戸内を舞台として、華麗な扮装をつけ、限りない人間哀詩を奏でながら、末路の大悲劇を、演じ去った――。
吉川英治 随筆 新平家 青空文庫
妾達が最初におあいしたのは、カバレット・トアズンドルの舞踊会でした。
吉行エイスケ バルザックの寝巻姿 青空文庫
作例 · 標準
亡き友の霊に捧げるべく、彼は渾身の力を込めて一篇の哀詩を書き上げた。
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夭折した天才詩人を悼む哀詩が、追悼の席で参列者の涙を誘いながらしめやかに朗読された。
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その交響曲の最終楽章は、滅びゆく古き良き文明への哀詩を思わせる荘厳な調べであった。
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彼女の残した手記には、戦災で失われた平穏な日常への切々たる哀詩が綴られていた。
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