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薄茶

うすちゃ
名詞名詞-の形容詞
1
標準
weak matcha
文例 · 用例
頼うだ人が、「薄茶を……」 と所望したのでその薄茶なるものが一人一人に運ばれたが、主人翁を入れてほかの三人は二杯ずつ飲んだけれども、筆者は頭を左右に振って御免蒙った。
夢野久作 お茶の湯満腹談 青空文庫
「お前が心得がなさそうなので、薄茶を所望したのだ。
夢野久作 お茶の湯満腹談 青空文庫
されば夫人が座の傍、肩掛、頭巾などを引掛けた、衣桁の際には、萌黄の緞子の夏衾、高く、柔かに敷設けて、総附の塗枕、枕頭には蒔絵ものの煙草盆、鼻紙台も差置いた、上に香炉を飾って、呼鈴まで行届き、次の間の片隅には棚を飾って、略式ながら、薄茶の道具一通。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
慰にとのたまふにぞ、苦しき御伽を勤むると思ひつも、石を噛み、砂を嘗むる心地して、珍菜佳肴も味無く、やう/\に伴食すれば、幼君太く興じ給ひ、「何なりとも氣に協ひたるを、飽まで食すべし」と強附け/\、御菓子、濃茶、薄茶、などを籠中所狹きまで給はりつ。
泉鏡太郎 十萬石 青空文庫
この娘が紫の袱紗に載せて、薄茶を持って来たんです。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
背中を揉んでた、薄茶を出した、あの影法師の妾だろう。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
眼の玉が濡れたように薄茶色を帯びて、眉毛の生尻が青々と毛深く、いかにも西洋人めいた生々しい逞しさは、五年前と変っていない。
織田作之助 雪の夜 青空文庫
少時すると由三は、薄茶のクシャ/\となツた中|折を被ツて、紺絣の單衣の上に、丈も裄も引ツつまツた間に合せ物の羽織を着て、庭の方からコソ/\と家を出た。
三島霜川 昔の女 青空文庫
作例 · 標準
例句
2
標準
light brown (color, colour)
作例 · 標準
例句