叩き上げ
たたきあげ
名詞
標準
working one's way up
文例 · 用例
今までたゞ薩張りした書生さんと見えたものが一度び闥を排すれば子飼いから叩き上げた芸人である。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
叩き上げから鋳物工場を起こした初老の主人公は、原爆、水爆が恐ろしくてしょうがない。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
二葉亭の頭は根が治国平天下の治者思想で叩き上げられ、一度は軍人をも志願した位だから、ヒューマニチーの福音を説きつつもなお権力の信仰を把持して、“Might is right”の信条を忘れなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭追録』 青空文庫
この大島高次郎という人は、若い時から草鞋穿きで叩き上げたほどな人ですから、なかなか確かりした人物でありました。
— 鋳物の仕事をしたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
……何に限らず一緒に出來るかね、一體、餓鬼の時分から苦勞して叩き上げたものと、ほかの方で食ひ詰めて來て、まア仕方がないこれでもやらうかつてものとがさ。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
J・I・Cの秘密をドン底まで叩き上げないではおかないぞ。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
そうしてすこし違法ではあるが、無理にも志免課長の手に引渡して、有無を云わさず叩き上げさえすれば、一切の真相が判明する筈である。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
薄雪の方は、嵯峨二位卿の息女であり、一方は門閥もなく、七両の下廻りから叩き上げた千両役者なのであるが、ついにその二人は、島の外にある小島に隔てられて、凋んだ花の香りを、絶海の孤島から偲ぶ身になったのである。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
作例 · 標準
彼は現場からの叩き上げで、今の部長の椅子を勝ち取った。
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叩き上げの苦労人だけあって、部下への接し方にも厳しさと優しさがある。
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この会社には、叩き上げの精神を重んじる独特の社風が根付いている。
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標準
self-made person
作例 · 標準
総理大臣にまで上り詰めた彼は、まさに叩き上げの政治家だ。
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叩き上げの職人が作る包丁は、一味違う切れ味を持っている。
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学歴はなくとも、叩き上げの実力で周囲を黙らせてきた。
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