甘えかかる
あまえかかる
動詞-五段-ラ行
標準
to come to depend on someone's kindness
文例 · 用例
だがやっぱり心の中ではまさに萎縮しようとする生命の営みの急しさ――政枝が自分に甘えかかるのも頼み切るのも、死んで行く前の現実から少しでも多くこの世の慈味を摂取して行こうとする政枝の生命の欲望のあがきであるのを思って、あわれなのであった。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
しかし、もしこれが父の回忌ではなくって他人のだったら、こんな願いも起さずにいるだろうと思うと、いつまでも甘えかかることの出来るのは、やはり父だと、生前の父の姿があらためて頭に描き出されて来るのだった。
— 横光利一 『比叡』 青空文庫
ねえエ……あたしだってモウ……年頃なんですものオ……」 と云ううちに轟氏の背後から廻転椅子ごしに甘えかかるようにして頬をスリ寄せながら、帯の間から短剣を取出し、白い腕の蔭に隠して轟氏の胸に近付け、不意に両手で握って力任せにグッと刺す。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
孫が久しぶりに逢った祖母に甘えかかるにしても、少し度を過ぎている)百姓 こら、こら!
— 三好十郎 『おりき』 青空文庫
五ノ目を外した賽はないものでしょうか」 などと甘えかかるところは、誰が見てもまったくの子供なのである。
— 久生十蘭 『うすゆき抄』 青空文庫
と、もう白い手は武松の厚い肩を半ぶん捲いて、髪の香もねッとりと、男の胸を掻きみだすばかり甘えかかる。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
そのときの叔母の屹とした眼のいろは日が経ってもなごむようすがない、まえのようにあまえかかる隙は少しもみせないし、許されたわがままも段だんと禁じられる。
— おもかげ 『日本婦道記』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日甘えかかるについて考えている。
甘えかかるという言葉は日本語で重要だ。
彼は甘えかかるの意味を理解している。
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