旧図
きゅうと
名詞
標準
old plan
文例 · 用例
ホヤの中にほうっと呼気を吹き込んでおいて棒きれの先に丸めた新聞紙できゅうきゅうと音をさせて拭くのであった。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
鏝で勢いよくきゅうとなでて、ちりちりぱっとくくりをつけて、パイプをくわえて考え込んで、モンパリー、チッペラリー、ラタヽパン。
— 寺田寅彦 『二科狂想行進曲』 青空文庫
あと、みんな、あんたのに取っちゃうの」 室子はわざと驚いた風をすると、女中がまたきゅうきゅうと笑う。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
」「その図星だ、一番きゅうと極めてえもんだ。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
女も手酌で、きゅうと遣って、その後徳利を膳に置く。
— 幸田露伴 『貧乏』 青空文庫
きゃんきゃんきゃん、クイ、キュウと息を引いて、きゃんきゃんきゃん、クイ、クウン、きゅうと鳴く。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
」と、自分たちの談話室では庄亮が湯上りの浴衣の胸をはだけて、濡れ手拭で、きゅうきゅうと、まだ紅みの残ったその首筋を拭き出した。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
政府が人民生活を再建出来ないでインフレーションの波のまにまに、当選したかと思うと、たちまち選挙違反で検挙されるような代議士の頭数ばかりあつめて、大臣病にきゅうきゅうとしているとき、もし私たち婦人が、心から自分の運命を守ってたち上らないならば、だれが明日の生命を保障してくれるでしょう。
— ――今こそ婦人の統一を―― 『求め得られる幸福』 青空文庫
作例 · 標準
改築前の間取りを確認するために、倉庫の奥から埃をかぶった建物の旧図を引っ張り出した。
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旧図と現在の地図を比較してみると、海岸線の形が大きく変わっているのが分かる。
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「この旧図の通りに配管が通っているはずなんですが、実物と食い違っていますね」
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歴史研究家は、古書店で見つけた旧図から江戸時代の町割りを推測した。
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