放射
ほうしゃ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #7993 · 青空 390 例
標準
radiation
文例 · 用例
疲労の足を引き擦って、石壁の上に登りついたとき、眼は先ず晶々|粲々として、碧空に輝きわたる大雪田、海抜三千百八十九|米突の高頂から放射して、細胞のような小粒の雪が、半ば結晶し、半ば融けて、大気を含んだ、透明の泡が、岩の影に紫色を翳しているのに、眩ゆくなるばかりに駭いた、南方八月の雪!
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
しかし旭日章旗のような光線の放射でなく、大きな火の玉というよりも、全身|爛焼の火山その物のように、赤々と浮び上った。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
それと共に、もし富士山に北米レイニーア火山のような氷河が放射していたならば、今の白石楠花の茂りは押し流されて見るべくもないから、私は現在の万年雪で満足し、花と雪を併せ有することを悦びとしたい。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
そして、山体の完備を欠損するかの如くに見える放射状の側火山も、同心円の御中道も、輻射状の谷沢も、レイニーア山や、フッド山が、氷河を山頂、または山側から放流して、山の皮膚ともなり、山それ自体の一部ともなってしまうように、かえって創造的合成の効果を献げている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
新火山のことだから、土の締まりは、しッくりしていない、むしろ危ッかしいほど、柔脆の肉つきではあるが、楽焼の陶器のような、粗朴な釉薬を、うッすり刷いた赤る味と、火力の衰えた痕のほてりを残して、内へ内へと熱を含むほど、外へ外へと迫って来る力が、十方無障碍に放射することを感ずる。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
縞模様のうちでも放射状に一点に集中した縞は「いき」ではない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
放射状の縞は中心点に集まって目的を達してしまっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
もしこの種の縞が「いき」と感ぜられるときがあるとすれば、放射性が覆われて平行線であるかのごとき錯覚を伴う場合である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
作例 · 標準
太陽は、光や熱だけでなく、目に見えない様々な電磁波を放射している。
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レントゲン撮影では、人体に微量のX線を放射して体内の様子を画像化する。
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その多角形のオブジェは、中心から四方八方に光を放射していた。
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