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幽暗

ゆうあん
名詞形容動詞
1
標準
gloom
文例 · 用例
怪談を話す時には、いつもランプの蕊を暗くし、幽暗な怪談気分にした部屋の中で、夫人の前に端坐して耳をすました。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
池をかこんだ樹陰のほの暗さ、池はその周囲の幽暗にくまどられ、明方の月のように静寂な水の面貌を浮べていた。
岡本かの子 伯林の落葉 青空文庫
* それから後の私たち二人は、肉体も霊魂も、ホントウの幽暗に逐い出されて、夜となく、昼となく哀哭み、切歯しなければならなくなりました。
夢野久作 瓶詰地獄 青空文庫
蓋し野田山の奥、深林幽暗の地たるに因れり。
泉鏡花 妖僧記 青空文庫
もとより病苦と闘つて敢て之に克たむとするにもあらず、幽暗を恃みて亦之を世に愬へむとにもあらず、ただ煙霞余情の裡、平生の和敬ひとへに我と我が好める道に終始したるのみ。
北原白秋 黒檜 青空文庫
ああ運命の大海、とこしへの憤怒の頭擡ぐる死の波よ、ひと日、旅順にすさみて、千秋のうらみ遺せる秘密の黒潮よ、ああ汝、かくてこの世の九億劫、生と希望と意力を呑み去りて幽暗不知の界に閉ぢこめて、如何に、如何なる証を『永遠の生の光』に理示すぞや。
石川啄木 青空文庫
死せる都府の陰森の氣は、光明に宜しからずして幽暗に宜しければなり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
けだし野田山の奥、深林幽暗の地たるに因れり。
泉鏡花 黒壁 青空文庫
作例 · 標準
古い洞窟の奥深くは、幽暗に包まれていた。
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彼の心は、深い幽暗に沈んでいた。
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幽暗な森の中を、私たちは懐中電灯を頼りに進んだ。
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