照映
しょうえい
名詞動詞-サ変
標準
portrait
文例 · 用例
と拔けさうな細い黄金脚の、淺黄の翡翠に照映えて尚ほ白い……横顏で見返つた。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
魴※の鰭は虹を刻み、飯鮹の紫は五つばかり、断れた雲のようにふらふらする……こち、めばる、青、鼠、樺色のその小魚の色に照映えて、黄なる蕈は美しかった。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
光は天の一方にある、空の青明を照映するために我の額は磨かれる、一心不亂に磨きあげられる。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
其の下襲ねの緋鹿子に、足手の雪が照映えて、女の膚は朝桜、白雲の裏越す日の影、血も通ふ、と見る内に、男の顔は蒼く成つた。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
」 銀杏返もぐしや/\に、掴んで束ねた黒髪に、琴柱形して、晃々と猶ほ月光に照映へる。
— 泉鏡花 『光籃』 青空文庫
夜の頬に照映ゆる彼の姫が風情は、宛然黒人種の耳元に希代の寶玉が懸ったやう、使はうには餘り勿體無く、下界の物としては餘り靈妙じい!
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
一体花火は暗い所によく映ゆるものであるから、今日は化学が進歩して色々のものが工夫されているが、同時に囲りが明るくされているので、かえってよく環境と照映しない憾みがある。
— 淡島寒月 『亡び行く江戸趣味』 青空文庫
「右旋して、日輪の魏々として照映する如く、色相金色にして、紅霓、雷閃の如し。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
作例 · 標準
夕日が波間に照映し、海面がまるで燃えているかのような黄金色に輝いた。
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満開の桜が川面に照映する様子は、この世のものとは思えない美しさだ。
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雪山に照映する朝焼けの光が、静寂に包まれた麓の村を徐々に照らしていく。
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