幻辞.com

四周

ししゅう
名詞動詞-サ変
1
標準
periphery
文例 · 用例
しかし元来、御中道めぐりは、信神の道者を主とするので、近来盛んになった女人の登山も、ここへはほとんど影を見せず、森林と絶壁と深谷とで、四周を切り離されているから、山中の室としてのさびが、心ゆくばかり味わわれる。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
でなくとも、また大きな岩石が雪中に落ちると、石の吸収した熱の発射のために、石の四周の雪だけが溶けて、そこに狭い溝が出来ることがある。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
火山そのものの姿が美しいのみならず、それが常に山と山との間の盆地を求めて噴出するために四周の景観に複雑多様な特色を付与する効果をもっているのである。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
遠くには海の青が見え、四周には冬の田圃、村里の傳説を有する山と森、生活しつつある市街の半面がある。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
母は例の如く不興な顔をして叔父を見てゐたが、四周に人の居なくなつた時、『源作や。
石川啄木 刑余の叔父 青空文庫
それを白い白い砂浜が四周に繞っている。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
われ其の男に向ひて独言のやうに、「絵を踏まむとせしものを、何故に切支丹なりとて縛めけむ」 とつぶやきしに彼の若者、慌しく四周を見まはし、首を縮め、舌を震はせつゝ教へけるやう、「御不審こそ理なれ。
夢野久作 白くれない 青空文庫
抑又塩土老翁に聞きしに曰く、東に美地有り、青山|四周、……余謂ふに、彼地は必ず当に以て天業を恢弘て天下に光宅るに足りぬべし、蓋し六合の中心か。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
作例 · 標準
湖の四周を囲む山々が、水面にその美しい姿を鏡のように映し出している。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
城壁の四周には深い堀が巡らされており、外敵の侵入を固く拒んでいる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
四周を敵に囲まれた絶体絶命の状況で、彼は冷静に脱出の機会を伺っていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview