乞丐
こつがい異読 かたい・かったい・きっかい
名詞
標準
beggar
文例 · 用例
奇絶なる鼻の持主は、乞丐の徒には相違なきも、強ち人の憐愍を乞わず、かつて米銭の恵与を強いしことなし。
— 泉鏡花 『妖僧記』 青空文庫
(應)とは殘忍なる乞丐の聚合せる一團體の名なることは、此一を推しても知る可きのみ。
— 泉鏡太郎 『蛇くひ』 青空文庫
一市民見て声をあげて笑ふて曰く、かの乞丐の如くして傲然車上にあるは誰ぞ、と。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
寒生のわたくしがその境界を窺い知ることを得ぬのは、乞丐が帝王の襟度を忖度することを得ぬと同じである。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
またいろいろなビラの下つた活動寫眞の横町から兩足のない乞丐が兩手をついてのそりと出て來たことを覺えてゐる。
— 素木しづ子 『三十三の死』 青空文庫
マリウチアは臆面せぬ女なれば、進み出でゝ、おのれフラア・マルチノ其餘の人々とこゝの始末をば油斷なく取り行ふべければ、おのが一身をだにもてあましたる乞丐の益なきこと言はんより、疾く歸れといふ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
一行のめぐりには一群の乞丐來り集ひたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
既にして人々は乞丐の群に窘められて、酒店の軒に避けたれば、獨り立ち戻りて、盾銀一つ握らせたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
路地裏で、一人の乞丐が物乞いをしていた。
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彼はかつて裕福だったが、今は乞丐として生きている。
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「お恵みを!」と乞丐が叫んだ。
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