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時雨

しぐれ異読 じう
名詞頻度ランク #42650 · 青空 1124
1
標準
rain shower in late autumn (fall) or early winter
文例 · 用例
冬近し時雨の雲も此所よりぞ 洛東に芭蕉庵を訪ねた時の句である。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
水色絹の簾の縁がしつとりと濡れて居り、簾の生地の竹の手觸りの冷え/″\しさに、目をとめて見れば、いつの程よりか外には時雨のやうに冷い細雨がしとしとと降つて居たのである。
岡本かの子 秋雨の追憶 青空文庫
時雨は、一しきり盛りになって山の翠も揺るるかと思われる喧ましさ、その上、あいにくと風がはたと途絶えてしまったので周囲を密閉した苫船の暑さは蒸されるようです。
岡本かの子 鯉魚 青空文庫
山の中の小さな驛を素通りするたんびにがたっと横にゆれながら、汽車はいっしんにその七時雨の傾斜をのぼって行きました。
宮澤賢治 氷と後光 青空文庫
良久しうありて奧さま大方醉も覺めぬれば、萬におのが亂るゝ怪しき心を我れと叱りて、歸れば盃盤狼藉の有さま、人々が迎ひの車門前に綺羅星とならびて、何某樣お立ちの聲にぎはしく、散會の後は時雨に成りぬ。
樋口一葉 われから 青空文庫
我れと我が身に持て腦みて奧さま不覺に打まどひぬ、此明くれの空の色は、晴れたる時も曇れる如く、日の色身にしみて怪しき思ひあり、時雨ふる夜の風の音は人來て扉をたゝくに似て、淋しきまゝに琴取出し獨り好みの曲を奏でるに、我れと我が調哀れに成りて、いかにするとも彈くに得堪えず、涙ふりこぼして押やりぬ。
樋口一葉 われから 青空文庫
落葉松の林中には蝉時雨が降り、道端には草藤、ほたるぶくろ、ぎぼし、がんぴなどが咲き乱れ、草苺やぐみに似た赤いものが実っている、沢へ下りると細流にウォータークレスのようなものが密生し、柵囲いの中には山葵が作ってある。
寺田寅彦 浅間山麓より 青空文庫
地平は雪と藍の松、  氷を着るは七時雨、ばらのむすめはくつろぎて、  けいとのまりをとりいでぬ。
宮沢賢治 文語詩稿 一百篇 青空文庫
作例 · 標準
晩秋の京都を歩いていると、折からの時雨に濡れた紅葉がしっとりと鮮やかさを増していた。
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ぱらぱらと時雨が降ってきたので、近くの古い寺院の軒下を借りて雨宿りをすることにした。
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「あら、おかしな天気ね。さっきまで晴れていたのに、もう時雨が降ってきたわ」
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2
標準
seasonable rain
作例 · 標準
乾ききった大地に降る季節外れの時雨は、農作物を育てる人々にとって恵みの雨となった。
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古人は万葉集の時代から、移ろいゆく季節の風情を時雨という言葉に託して詠んできた。
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静かな午後に降る時雨の音を聞きながら、彼は読書の手を止めて庭の景色を眺めていた。
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ウィキペディア

時雨(しぐれ、じう)は、主に秋から冬にかけて起こる、一時的に降ったり止んだりする雨である。

出典: 時雨 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0