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夕立

ゆうだち
名詞頻度ランク #34832 · 青空 1051
1
標準
(sudden, heavy) shower (on a summer afternoon or evening)
文例 · 用例
昨日迄大変暑かつたのにも今日はボンヤリした日が射してゐて、時々夕立でも降らせさうな雲の塊が乾き切つた庭の土を薄暗くしたり、そして稀々しくも地面を匍ふやうな微風が所々に生えた雑草などを揺るので、私の心は思ひ出を巡るに似合はしい気分になつて、その蛇の思ひ出はだんだん拡がつていつた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
凧のかげ夕方かけて読書かな夕立やかみなり走る隣ぐに沓かけや秋日にのびる馬の顔鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな秋ふかき時計きざめり草の庵石垣に冬すみれ匂ひ別れけり 彼の俳句の風貌は、彼の人物と同じく粗剛で、田舎の手織木綿のやうに、極めて手触りがあらくゴツゴツしてゐる。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
夕立や草葉を掴む群雀 急の夕立に打たれて、翼を濡らした雀たちが、飛ぼうとして飛び得ず、麦の穂や草の葉を掴んでまごついているのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
一時に襲って来た夕立の烈しい勢が、雀の動作によってよく描かれている。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
『イヨー、大哥』『えらいぞ』『音羽屋ア』『やつちえねえ、骨はおれが拾つてやる』彌次馬の騷ぐこと、夕立の如し。
萩原朔太郎 二十三夜 青空文庫
ニハカニ クラク ナリマシタカゼガ ゴウゴウ フイテキテアメモ ザアザア フリマシタ 春の夕立ちは、珍しい。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
」ときびしい口調で命令し、浦島は素直に眼をつぶると夕立ちの如き音がして、身邊ほのあたたかく、春風に似て春風よりも少し重たい風が耳朶をなぶる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
この山の上で、朝から夕立に遇っては堪まらないと、多年山登りの経験から気がついて、呆れ顔の導者を促して路を急ぐ、岩角を上ったり、下ったり、偃松や黄花石楠花の間を転がるようにして走ったが、その間に幻影は消え消えながら、三度出た、しかし心配ほどもなく、霧は奇麗に拭われて、雨にはならなかった。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
作例 · 標準
暑い夏の午後、突然の夕立がアスファルトを叩きつけ、涼しい風を運んできた。
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夕立の合間から差し込む光が、濡れた葉をキラキラと輝かせた。
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「あっ、夕立だ!早く家に入ろう!」と子供たちは叫んだ。
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