綴字
ていじ異読 てつじ・せつじ
名詞
標準
spelling
文例 · 用例
英語の humid(水けある)の終わりのdをとれば「ウミ」に近くなり、第二|綴字だけだと「ミヅ」になる。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
ユーゴーの或る小説で、死刑の宣告を受けた男が、ギロチンといふ仏蘭西語のスペルの一字一字が、断頭台の組立木片のやうに見えることを書いているが、欧洲大戦の時、独逸飛行船の空襲を受けたロンドン市民は、ツエツペリンといふ綴字そのものから、直覚的に悪魔を表象したといふことである。
— 萩原朔太郎 『名前の話』 青空文庫
残った綴字はいくつあるかL、F、H、LFH……ああ 私はH、H!
— 宮本百合子 『海辺小曲(一九二三年二月――)』 青空文庫
綴字が一字違っていてもペケなんだから凄いよ。
— 夢野久作 『焦点を合せる』 青空文庫
「――大方、マカロニと石鹸とくっつけて置いちゃ、匂いがついて食えませんよって監督してるんだろ」 信吉はヤーシャから新聞をうけとり、膝の上へひろげてウンサ、ウンサ一行二行と綴字を辿って、読まれた論文のよみ直しをやってる。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
だが上海英語、英領植民地英語を在來の英語綴字法で記述しても、そこに何等かの土地の臭味を現し得、また桃山時代出版の伊曾保物語平家物語の歐字本がその時代生活を現してゐる。
— 福士幸次郎 『地方主義篇』 青空文庫
すると、アレクサンドル・ヂュマは、つと起ち上つて、最も年少の外国貴賓メッテルニッヒ公爵の前に進み出で、恭しく、「公爵、アカデミイで、綴字法の御講義を何時お願ひできませうか」 と云つた。
— 岸田國士 『アカデミイの書取』 青空文庫
然るに新語は一見して如何に簡單で容易なやうに思はれても、學習者にとつては、それに附隨する發音、綴字、不規則な語形の變化、用法等教師の普通に氣の付かないやうな癖を持つものである。
— 高田力 『ベーシック英語』 青空文庫
作例 · 標準
英語のテストで、単語の綴字を一箇所間違えただけで減点されてしまい、ガッカリした。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「綴字が複雑な言葉は、何度も書いて覚えるのが一番だよ」と外国人の友人が助言してくれた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古い文献を読むとき、現代とは異なる綴字で書かれた単語を解読するのに苦労した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview