幻辞.com

音叉

おんさ
名詞
1
標準
tuning fork
文例 · 用例
其の演説を評して「六尺の音叉一時に振ふが如し」と手紙に書いて来た友人もあつた。
寺田寅彦 蓑田先生 青空文庫
それからまた、吹矢は生ける腸の腸壁の一部に、音叉でつくった正しい振動数の音響をある順序にしたがって当てた結果、やがてその腸壁の一部が、音響にたいして非常に敏感になったことを発見した。
海野十三 生きている腸 青空文庫
「あのう、侯爵さまは、その夜、音楽の話をなさったり、それから御愛用の音叉を、ぴーんと鳴らしてみたりなさらなかったでしょうかしら」「ああ、あの有名なる音叉ですか。
海野十三 暗号音盤事件 青空文庫
非常に高い音の出るあの音叉は、侯が私たちと話をなさるときには、いつも手にして玩具のように弄びながら、ぴーんと高い音をたてられるのが例だった。
海野十三 暗号音盤事件 青空文庫
――侯があの音叉をお鳴らしになるのはどういうわけですかな、お嬢さんたちはそれを御存知?
海野十三 暗号音盤事件 青空文庫
私は音叉の話など初耳だ。
海野十三 暗号音盤事件 青空文庫
「侯爵さまは、いい声の人を探し出すために、ああしてたえず音叉を鳴らして、話し相手の声をおしらべになっていたんですって、そんな話を、お聞きになりません?
海野十三 暗号音盤事件 青空文庫
で、音叉を鳴らすと、なぜ声のいい人だということが分るのですか」「さあ、それは、その人の声と音叉の音とがからみあって第三の声が聞えるんだそうですわ。
海野十三 暗号音盤事件 青空文庫
ウィキペディア

音叉 とは、正弦波を描く特定の周波数の音または固有の振動数を発するU字状(ふたまた)に別れた金属製の器具である。

出典: 音叉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0