軍功
ぐんこう
名詞
標準
meritorious war service
文例 · 用例
その時、和田左衛門尉さまは、はつと平伏なさいましたきりで、額の皺に汗をにじませ、しばらくは何も言上できぬ御様子でございましたが、やがて、例の訥々たる御口調で、甚だ唐突に、故右大将家御挙兵以来の義盛さま御自身の十数度にわたる軍功を一つ一つならべ立てたのでございます。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
景隆が大軍功無くして、退いて徳州に屯す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
先懸けを乞うのは八幡大菩薩私の軍功を樹てる為ではない。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
山名宗全、但馬に在って是を聞き、「我軍功の封国何ぞ賊徒の族をして獲せしめんや」 と嚇怒して播磨を衝き、次いで義政の許しを得ないで入洛した。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
島原征伐のとき、子供五人のうち三人まで軍功によって新知二百石ずつをもらった。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
どうぞ皆で見届けてくれい」 市太夫も五太夫も島原の軍功で新知二百石をもらって別家しているが、中にも市太夫は早くから若殿附きになっていたので、御代替りになって人に羨まれる一人である。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
年の暮れに軍功のあった侍に加増があって、甚五郎もその数に漏れなんだが、藤十郎と甚五郎との二人には賞美のことばがなかった。
— 森鴎外 『佐橋甚五郎』 青空文庫
」軍功の帰趨は分明にして置かなければならぬ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
作例 · 標準
彼は最前線での輝かしい軍功を認められ、最高の栄誉である勲章を授与された。
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命をかけて国を守った彼の軍功は、後世まで長く語り継がれるだろう。
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出世のために軍功を焦るあまり、部下を危険な作戦に巻き込んでしまった。
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