幻辞.com

因幡

いなば
名詞
1
標準
Inaba (former province located in the east of present-day Tottori Prefecture)
文例 · 用例
その八十神たちは、因幡の国に、八上媛という美しい女の人がいると聞き、みんなてんでんに、自分のお嫁にもらおうと思って、一同でつれだって、はるばる因幡へ出かけて行きました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
そして、因幡の気多という海岸まで来ますと、そこに毛のないあか裸のうさぎが、地べたにころがって、苦しそうにからだじゅうで息をしておりました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
大鷹はかしこまって、その鳥のあとをどこまでも追っかけて、紀伊国、播磨国へとくだって行き、そこから因幡、丹波、但馬をかけまわった後、こんどは東の方へまわって、近江から美濃、尾張をかけぬけて信濃にはいり、とうとう越後のあたりまでつけて行きました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
或る日のこと……思い出したように道具を荷いで因幡町の恩師、浅川一柳斎の道場へ出かけた。
夢野久作 斬られたさに 青空文庫
二十余年前まで但馬因幡地方で馬極めて稀なり、五歳ばかりの児に馬を知るやと問うと、顔を長く四疋と尾あり人を乗せると答う。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
日本でも上杉家の勇将|新発田因幡守治長は、染月毛てふ名馬の、尾至って白きを、茜の汁で年来染むると、真紅の糸を乱し掛けたごとし。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
頃は小春の眞晝すぎ、因幡ざかひを立ちいでて、晴れ渡りたる大空を南の吉備へはしる雲、白き額をうつぶしに、下なる邦のあらそひのなじかはさのみ忙しきと、心うれひに堪へずして、顧みがちに急ぐらむ。
薄田泣菫 泣菫詩抄 青空文庫
その頃、京橋の築地、かの本願寺のそばに浅井|因幡守という旗本屋敷がありました。
新カチカチ山 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
昔話「因幡の白兎」は、この因幡の国で起こったとされる物語だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
因幡地方の祭りは、古くからの伝統が今も息づいている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼は因幡地方出身で、その土地の訛りが時折顔を出す。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite