普選
ふせん
名詞
標準
universal suffrage
文例 · 用例
第一回の普選に大山さんが立候補した。
— 黒島傳治 『鍬と鎌の五月』 青空文庫
かく東洋では平等無差別の弥勒世界を心長く待つ迦葉と鶏足を縁厚しとし、したがって改造や普選の運動家はこれを徽章に旗標に用いてしかるべき鶏の足も、所変われば品変わるで、西洋では至って不祥な悪魔の表識とされ居るので面黒い。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
仮令普選になっても、美徳がある限り天下はいつまでも太平であろうとは誰でも感じていることで、この美徳を打破って憲政有終の美を満たすには、唯一つ「選挙民の自覚」あるのみというも亦十人が十人自覚している。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
普選になつてから、先代の恩義を感じてゐる村の人達のなかには、駒平を村會に出さうと、寄り合つて話したものもあつたが、駒平は固辭して受けなかつた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
大正十二年(一九二三年)普選案が国民全体の関心の焦点におかれたにつれて、婦人参政権建議案が初めて議会に提出された。
— 宮本百合子 『女性の歴史の七十四年』 青空文庫
市川房枝、金子しげりなどの婦人参政権獲得期成同盟会が成立したのは翌十三年のおしつまった十二月のことであり、いよいよ十四年普選案が両院を通過したと同時に、婦選の要望もきわめて一般的なひろがりをもちはじめた。
— 宮本百合子 『女性の歴史の七十四年』 青空文庫
ブルジョア地主の日本では普選と云っても女はのけもので、特別な投票所をこしらえ、しかも投票の日に労働大衆に公休はよこしません。
— 宮本百合子 『ソヴェト同盟の婦人と選挙』 青空文庫
我々の世紀(十九世紀)はその第二段の必然帰結たる国民権(普選)を築こうと試みているのである。
— 宮本百合子 『バルザックについてのノート』 青空文庫
作例 · 標準
大正時代、一部の特権階級だけでなくすべての成人男性に選挙権を求める普選運動が全国規模で盛り上がった。
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歴史のテストで、治安維持法と普選法が同時に成立した背景について論述する問題が出た。
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当時の若者たちは、普選の実現こそが真の民主主義への第一歩であると信じて街頭に立った。
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