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脅かし

おどかし
名詞頻度ランク #21421 · 青空 121
1
標準
threat
文例 · 用例
幕末勇士などに扮した男優の顔はいかなる蛮族の顔よりもグロテスクで陰惨なものであるが、それが特別に民衆に受けると見えてそれらの網目版が至るところの店先で自分をにらみつけ、脅かし圧迫した。
寺田寅彦 映画時代 青空文庫
子供の時分にこの臆病な私の胆玉を脅かしたものの一つは雷鳴であった。
寺田寅彦 家庭の人へ 青空文庫
幾たびも飛び出す樫鳥は、そんな私を、近くで見る大きな姿で脅かしながら、葉の落ちた欅や楢の枝を匍うように渡って行った。
梶井基次郎 冬の蠅 青空文庫
そのときの印象がよほど強く深かったと見えて、それから長年月の後までも時々夢魔となって半夜の眠りを脅かしたそうである。
寺田寅彦 小浅間 青空文庫
緑色の絹笠のかかったラムプは、海の底のような憂鬱な光を部屋の隅々まで送って、どこともしれない深さに沈んでいくようなおぬいの心をいやが上にも脅かした。
有島武郎 星座 青空文庫
手許から切先まで澄み切つた硬い鋼の光は見るものを寒く脅かした。
有島武郎 實驗室 青空文庫
脅かしや腕力で操を奪おうなどという男に素直にこの体は渡せません。
岡本かの子 ある日の蓮月尼 青空文庫
即ち彼の生に対する脅かしさへなくなれば、彼は死ぬほどのことはないとも思つた。
平出修 逆徒 青空文庫
作例 · 標準
例句