上国
じょうこく
名詞
標準
province of the second highest rank (ritsuryō system)
文例 · 用例
煙草はたしか「極上国分」と赤字を粗末な木版で刷った紙袋入りの刻煙草であったが、勿論国分で刻んだのではなくて近所の煙草屋できざんだものである。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
然し北条も大々名だから、上方勢と関東勢との戦はどんなものだろうと、上国の形勢に達せぬ奥羽の隅に居た者の思ったのも無理は無い。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
島津氏に征服された後、琉球人が日本本土へいくことをノボル(上国)といったのを当然な事とばかり思っていたが、鎌倉時代以前にもやはりそういっていたという事がわかって驚かずにはおれなかった。
— 伊波普猷 『土塊石片録』 青空文庫
むしろ、次々に馳せ帰って来る敗兵たちから、上国の形勢をきくことを、欲していたのであった。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
往時直江山城守は坊さんの承兌に贈つた手紙に、「其の兵器を鳩集する所以のものは、恰も上国孱士の茶香古器を玩ぶが如し。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
この戦争の結果、尚寧王以下百余名は捕虜となって上国し、如才なき薩摩の政治家は思う存分にその主なき琉球を経営致しました。
— 伊波普猷 『琉球史の趨勢』 青空文庫
船から船へ、発火、無線、旗などによって意思を通ずる浪漫的な海上国際語である。
— 海のモザイク 『踊る地平線』 青空文庫
国会の人さえ知らないうちに用意されたこれらの法案は、形式上国会の屋根をくぐっただけで、事実上は官僚の手でこねあげられ、出来上った法律として権力をもってわたしたちの前に出されて来る。
— 宮本百合子 『偽りのない文化を』 青空文庫
作例 · 標準
律令制において、尾張国はその国力の大きさから上国に格付けされていた。
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上国の国司として赴任することは、当時の官人にとって出世の足がかりとなった。
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延喜式には、各国のランクが上国、中国、下国などの区分で詳細に記されている。
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標準
provinces close to the capital
作例 · 標準
平安京からほど近い上国の出身である彼は、京の文化にも精通していた。
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上国から都へと運ばれる租税や特産品が、宮廷の財政を支えていた。
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地方官としての任期を終え、彼はようやく上国の邸宅へと戻ることができた。
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ウィキペディア
上国(じょうこく、じょうごく)とは、律令国の等級区分の一つである。
出典: 上国 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0