解組
かいそ
名詞動詞-サ変
標準
breaking up an organization
文例 · 用例
二本の前足を掴んで来て、柔らかいその蹠を、一つずつ私の眼蓋にあてがう。
— 梶井基次郎 『愛撫』 青空文庫
私は、綴方の事は、きれいに忘れて、学校から帰ると、花壇の手入れ、お使い、台所のお手伝い、弟の家庭教師、お針、学課の勉強、お母さんに按摩をしてあげたり、なかなかいそがしく、みんなの役にたって、張り合いのある日々を送りました。
— 太宰治 『千代女』 青空文庫
」 お鶴は何かいそいそして、「だから私が酷いことされようとした時に、助けに来て下すったんだよ。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
「まアまア、今夜は酔うてやどすさかいその話はまたあとで……」 桔梗家のおかみは、君勇の手前(というのは、小郷から君勇を世話してくれと頼まれて、その旨君勇の耳に通じて置いた手前)もあり、一応柔く断って置くことにした。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
おくやみを述べるのにも、何かいそいそとしていた。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
おくやみを述べるのにも、なにかいそいそとしていた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
」 何かいそいそと弾んだ声だった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
刺身などが出されたから、まごついて下をむいたまま黙々とたべ終り、漬物の醤油の余りを嘗めていると、叔母は、お前は今日から丸亀のぼんぼんやさかいそんなけちんぼな真似せいでもええといい、そして女中の方を向いてわざとらしい泪を泛べた。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
作例 · 標準
明治維新期の廃藩置県は、それまでの封建的な支配構造の解組を決定づける歴史的転換点となった。
不採算部門を解組し、捻出した経営資源を次世代技術の開発に集中させる経営再建案が承認された。
長年続いた組織内の旧弊を打破するため、既存の派閥を一旦解組し、能力本位の新体制を構築する。
人口減少に伴う自治体の解組と広域連合への統合は、地方行政における喫緊の課題となっている。