表戸
おもてど
名詞
標準
front door
文例 · 用例
S=茶店内部 夜更けて―― 表戸を開けて七五郎のお袋のお勘婆さんが顔を出す。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
尚も表戸がドンドン叩かれる。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
S=長屋 三次はお絹の家の表戸に凭れて呆然として居る。
— 山中貞雄 『恋と十手と巾着切』 青空文庫
而してお末の非常な誇りとして、表戸が青いペンキで塗り代へられ、球ボヤに鶴床と赤く書いた軒ランプが看板の前に吊された。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
私は早起きして表戸の野に新聞紙を拾いに出ると、東にあった二個の太陽を見出した。
— 有島武郎 『北海道に就いての印象』 青空文庫
その表戸によりかかって春の日を浴びながら彼女はぼんやり畑の方を見込んで立っていた。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
このお夜食を食べ終る頃、火の番が廻って来て、拍子木が表の薄|硝子の障子に響けば看板、時間まえでも表戸を卸すことになっている。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
帰って待っといでなさい」 と言って老人を送り出してから表戸を卸す。
— 岡本かの子 『家霊』 青空文庫
作例 · 標準
例句