幻辞.com

出入り口

でいりぐち
名詞頻度ランク #22729 · 青空 0
1
標準
exit and entrance
文例 · 用例
われわれ「生理的主観的人間」は目も耳も指も切り取って、あらゆる外界との出入り口をふさいで、そうして、ただ、生きていることと、考えることとだけで科学を追究し、自然を駆使することができるのではないかという空想さえいだかせられる恐れがある。
寺田寅彦 感覚と科学 青空文庫
もしこういう拘束がなかったとすると各自の個性はその最も安易な出入り口にのみ目を向けるであろうが、定座の掟によってそれらのわがままの戸口をふさがれてしまうので、そこでどうにかそこから抜け出しうべく許されたただ一筋の困難な活路をたどるほかはないことになる。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
一つ、次の最初の停車場へ着いた時、――下りるものはなかった――私の居た側の、出入り口の窓へ、五ツ六ツ、土地のものらしい鄙めいた男女の顔が押累って室を覗いた。
泉鏡花 革鞄の怪 青空文庫
「さあ、帰るかな」 としょんぼり立上ると、ストーヴの角に置いた帽子を取ると送りに立った姉娘に向い「きょうは、おとうさんに会ってかないからよろしくって、いっといて呉れ給え」 といって御用聞きの出入り口から出て行った。
岡本かの子 食魔 青空文庫
牧場の周囲に板状の岩片を積んだ低い石垣をめぐらし、出入り口にはターンパイクがこしらえてあった。
寺田寅彦 旅日記から(明治四十二年) 青空文庫
そのひびきを耳に澄ましながら、紋作はそっと出入り口の障子をあけると、かなり広い楽屋のうちにたった一つ微かにともっている掛け行燈のうす暗い光りで、あたりは陰ったようにぼんやりと見えた。
人形使い 半七捕物帳 青空文庫
一つの窓もあけられていない水夫室は、出入り口から星の夜のような光がかろうじてはい込み得ただけであった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
そして、水火夫室の出入り口は、波の打ち上げるごとに、すばらしく水量の多い滝になって、上のデッキから落ちて来るので、一々その重い鉄の扉を閉ざさねばならぬほどであった。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
作例 · 標準
公園の出入り口には、警備員が配置されていた。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
建物の出入り口は複数あり、どこからでも入退場できる。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
「おい、そこの出入り口、ちゃんと閉めておけよ!」
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite