雁書
がんしょ
名詞
標準
letter
文例 · 用例
ついお囃子に浮かれ出いて、お社の神様、さぞお見苦しい事でがんしょとな、はい、はい。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
」「森々としたもんでがんしょうが。
— 泉鏡花 『栃の実』 青空文庫
「それでも洋服とは楽でがんしょうがの」と、初やが焜炉を煽ぎながらいう。
— 鈴木三重吉 『千鳥』 青空文庫
手近い家に声を懸けて唐松尾への道を聞くと、黒暗天女のような顔をした四十|許の女が出て来て「わしは知らねえだよ、一ノ瀬へ行って聞いたらようがんしょう」といわれて、早々に逃げ出す。
— 木暮理太郎 『奥秩父の山旅日記』 青空文庫
お化けか、そうでなければ天狗様のいたずらでがんしょう」「お前は、それを調べてみましたか」「いいえ、そういうことはしてみましねえ」「さまで遠くはないようだ」 九 けれども、響きがあって物のないという道理はありますまい。
— 白骨の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
何方が徳でがんしょう?
— 佐々木邦 『親鳥子鳥』 青空文庫
何方が悧巧でがんしょう?
— 佐々木邦 『親鳥子鳥』 青空文庫
作例 · 標準
「おお、久しぶりに君からの雁書を手に取ったよ。遠く離れた地で元気にしているようで安心した」
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彼は旅先での見聞を美しい文章にまとめ、故郷で待つ許嫁への雁書として託した。
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電子メールが当たり前の時代だからこそ、丁寧に認められた雁書には、送る側の温もりと品格が宿る。
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