島流し
しまながし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
exile
文例 · 用例
何ですかね、島流しにでも逢つて、心の遣場のなさに、砂利を掴んで海へ投込んででも居るやうな、心細い、可哀な風に見えて、其が病院の土塀を狙つてるんですから、あゝ、氣の毒だ。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
穴穂王は、軽皇子を、そのまま伊予へ島流しにしておしまいになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
しかの群、ししの群一 穴穂王は、おあにいさまの軽皇子を島流しにおしになった後、第二十代の安康天皇としてお立ちになり、大和の石上の穴穂宮へおひき移りになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
島流し同様のものやったが、にい―― 人間の侘しい住居というより、何やら、むさくるしい巣のような裡から、あんたは、小僧に――」 そうです。
— 泉鏡花 『雪柳』 青空文庫
島流しにあうとしても、CD―ROM一枚持っていけば、まず、十年やそこらは読む物に不自由しないでしょう。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
表向きは甲府の城に在番という名儀ではあるが、まず一種の島流し同様で、大抵は生きて再び江戸へ帰られる目当てはない。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
「……何だか島流しに逢つたやうだつて、ひどく心細さうな声でしたわ。
— 徳田秋聲 『青い風』 青空文庫
」長男は島流しの悲哀を吹き飛ばすやうに言つた。
— 徳田秋聲 『青い風』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代、重罪を犯した者は八丈島などの遠島へ島流しにされることがあった。
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「こんな辺境の支店への異動なんて、まるで島流しじゃないか」と彼は嘆いた。
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歴史小説の中で、島流しに遭いながらも再起を誓う武士の姿が克明に描かれている。
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