月琴
げっきん
名詞
標準
yueqin (4-stringed Chinese lute)
文例 · 用例
法界節の文句通りに仕方がないからネエエ――てんで、月琴を担いで上海にでも渡って一旗上げようかテナ事で、御存じの美土代町の銀行の石段にアセチレンを付けて、道楽半分に買集めていた探偵小説の本だの教科書の貰い集めだのを並べたのが病み付きで、とうとう古本屋になっちまいましてね。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
前からある時計もチクチク鈍い音で時を刻むで、以前は無かツた月琴の三挺も壁にかゝツてゐた。
— 三島霜川 『昔の女』 青空文庫
そして月琴を彈く者もあれば、明笛を吹く者もあり、姉妹がまた其がいけたので、喧しい合奏は十一時十二時まで續いた。
— 三島霜川 『昔の女』 青空文庫
月琴の師匠の家へ石が投げられた、明笛を吹く青年等は非国民として擲られた。
— 萩原朔太郎 『日清戦争異聞(原田重吉の夢)』 青空文庫
かの巡礼の行楽、虎列拉避けの花火、さては古めかしい水祭りの行事などおほかたこの街特殊のものであつて、張のつよい言葉つきも淫らに、ことにこの街のわかい六騎は温ければ漁り、風の吹く日は遊び、雨には寝ね、空腹くなれば食ひ、酒をのみては月琴を弾き、夜はただ女を抱くといふ風である。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
かつてかの幸いの谷をわたる者らが 煌々たる窓二つから目にしたは節に合わせて踊る精霊たち、 音色よき月琴の調べにてぐるり回るは玉座、そこにまします 紫の君、誉れに違わぬ威容にて この地の領主の姿あり。
— エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 『ポオ異界詩集』 青空文庫
死するも診察は受けじとて、堅く心に決しければ、人々には少しも気分に障りなき旨を答へ、胸の苦痛を忍び/\て、只管母上の全快を祈る程に、追々薄紙を剥ぐが如くに癒え行きて、はては、床の上に起き上られ、妾の月琴と兄上の八雲琴に和して、健やかに今様を歌ひ出で給ふ。
— 福田英子 『母となる』 青空文庫
」 尋常の大津絵ぶしと異なり、人々民権論に狂せる時なりければ、妾の月琴に和してこれを唄うを喜び、その演奏を望まるる事しばしばなりき。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は優雅な指さばきで、月琴の美しい音色を奏でた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
古い中国の音楽には、よく月琴が使われている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
月琴の独特な響きは、聴く人を魅了する。
幻辭AI · gemini-2.5-flash