浮かせる
うかせる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to float
文例 · 用例
三 朝霧が山村を罩めて、鶏の声が、霧の底から聞える、黄色い南瓜の花に、まだ夢が残つてゐるかして、寝惚けた姿をしだらなく大地に投げ出してゐる、ぼツと白壁が明るくなる、森がうつすらと、烟つぽい緑を、向うの山の懐に、だんだら、染めに浮かせる、起き上つて支度をする頃は、方々の家から、軽い炊煙が立ちはじめた。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
次にこの土器に水を同じ高さに入れておいてこの木栓を浮かせると両方の棒は同高になること勿論である。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
昨日も君の母様が来て、つくづく若様の不始末を愚痴るのが、何だか僕が取巻きでもして、わッと浮かせるようじゃないか。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」 とは云ったが、思入った人の体に、気味悪くもなって、遁腰の膝を浮かせる。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」といいさして優美に腰を浮かせると、新子が眼のやりばにこまったほど、色っぽい眼差しで、夫君を見おろして、「じゃ、貴君、私は行って参りますから。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
」我々の訪問客は、興奮のあまり椅子から腰を浮かせる。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
」 私は居酒屋の卓に伏してゐる夢を見ながら呟き、すすり泣くのであつた、それはまつたく聴き手の歯を浮かせるに適当なヴイオロンの音のやうに。
— 牧野信一 『「学生警鐘」と風』 青空文庫
手綱の代わりにたてがみをつかみ、腰を浮かせると前のめり、キュッと両足で胴をしめた。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
to save (on one's expenses)
作例 · 標準
例句