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妄執

もうしゅう
名詞
1
標準
deep-rooted delusion
文例 · 用例
恋の真剣と妄執とは、その現実性とその非可能性によって「いき」の存在に悖る。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
その飽くまでも靈の世界の永遠を信ずるの強きに於て、また絶え間なき祈祷と瞑想によつて精神生活を充實せしめ、怠りなき勞働によつて肉體を鞭打ちつつ妄執と欲望と邪念から解脱せんとする努力に於て、私は尊ぶべきものあるを思ふことが出來る。
南部修太郎 修道院の秋 青空文庫
その神祕な幽遠の靜けさは恐らくあらゆる人の心の妄執も邪念も打ち滅ぼして行くに違ひない。
南部修太郎 修道院の秋 青空文庫
いつかはまたもっと手ひどく仇を受けるぢゃ、この身終って次の生まで、その妄執は絶えぬのぢゃ。
宮沢賢治 二十六夜 青空文庫
いつかはまたもっと手ひどく仇を受けるじゃ、この身終って次の生まで、その妄執は絶えぬのじゃ。
宮沢賢治 二十六夜 青空文庫
但し、私たちに迷妄執着の凡心がありますから、それがこの自覚を妨げて、そのために私たちは不自由、不足に苦しみつつあるのだと仏教は説明します。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
出家の身として、衆生の眼へ逆に妄執の姿となって永劫に留まることの恐ろしさ。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
…… すべて、それが魔法なので、貴女を魅して、夢現の境に乗じて、その妄執を晴しました。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
作例 · 標準
彼は過去の栄光に対する妄執から抜け出せずにいた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女の彼の死に対する妄執は、周囲を心配させた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その芸術家は、完璧を求める妄執に憑りつかれていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア

妄執(もうしゅう)とは、妄想がこうじて、ある特定の考えに囚われてしまう事、またはその状態を指す。

出典: 妄執 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0