別用
べつよう
名詞
標準
other business
文例 · 用例
格別用事といふ程のものがあるのでもなかつた。
— 水野仙子 『醉ひたる商人』 青空文庫
私の世話を焼いてくれる別荘番の夫婦者は、格別用のない限り、いつも勝手に下っていたから、このうす暗い八畳の間は大抵森閑として人気がなかった。
— 芥川龍之介 『疑惑』 青空文庫
又一般科學用語100と各種の科學、商業等の特別用語50とが用意されてある。
— 高田力 『ベーシック英語』 青空文庫
で、それまでは格別用事もござらぬによって、用の残っている方は用達しに出られるのも御勝手だが、当家は一党の集合所になっていることでもあり、かたがた晩くとも子の刻までにはここへ戻ってきているようにしてもらいたい。
— 森田草平 『四十八人目』 青空文庫
いつもの客ならば、それで納得して帰るはずなのですが、これは剣術のために来たのではない――と言う以上には、何か別用があるに相違ない。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
だって、格別用事もないのに、折角私達が咲かした花を枝ごと折ったり、何かするのですもの……。
— 浅野和三郎 『霊界通信 小桜姫物語』 青空文庫
「何か置いて行かなかったかしら」「格別用もないらしかったよ」 また母はそれきりで黙っている。
— 宮本百合子 『杉子』 青空文庫
格別用談もなくてその記者が去り、やがて黒外套の見知らない人も出て行った。
— 宮本百合子 『風知草』 青空文庫
作例 · 標準
「今日、仕事の後に飲みにいかない?」「ごめん、ちょっと別用があって、先に出るね」
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来客の予定があったが、急に別用ができてしまい、秘書にキャンセルの連絡を頼んだ。
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彼は電話口で「あいにく別用がございまして」と、丁寧な口調で誘いを断っていた。
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