不干渉
ふかんしょう
名詞
標準
abstention
文例 · 用例
博士は、絶対に放任状態におかれたる児童の本能の発達状態を実験的に研究するために、前後三人の幼児を誘拐して、それを防音装置を施した室内に一人ずつ入れて、食物と被服類とその他の必要品だけを与えて、それ以外には絶対不干渉で実験を進めていたのだそうですよ。
— 平林初之輔 『少年探偵 呉田博士と与一』 青空文庫
政治に対して絶対不干渉の態度を持つことは、ずっとブルジョア文壇の特徴だった。
— 宮本百合子 『文壇はどうなる』 青空文庫
市木さんの不干渉主義とでも言えるものに、私はいくらか感染していたわけではないが、少くとも市木さんに向っては、何の研究ですかなどとは尋ね難く、市木さんの方でも黙っているのだった。
— 豊島与志雄 『絶縁体』 青空文庫
それがおやぢさんの気に入るか入らんかは、わたしの干渉すべきことぢやないですから……」 警官は飽くまで不干渉主義を取らうとするのだが、おかみさんは、どうしても、お上の権威にすがつて、おやぢの立腹を取鎮めようと希ふのである。
— 岸田國士 『秋の雲』 青空文庫
これに対し悪鬼はこの人の中における支配を失わざらんため、大声を発してイエスの不干渉を求めました。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
たまには外泊、大目に見て」「毎日だって大目に見るわよ」「おたがいに不干渉か。
— 山川方夫 『一人ぼっちのプレゼント』 青空文庫
殊に後者の如きは國家の不干渉といふやうな消極的立場を脱し、積極的に、國の施策の方向を示し、新憲法の持味を生かしたものといつてよいと思ふ。
— 解説 『新憲法の解説』 青空文庫
作例 · 標準
彼の政治哲学は、他国の内政への不干渉を基本原則としている。
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子供の自主性を尊重するため、親は過度な干渉をせず不干渉の態度で見守るべきだ。
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会議では、個人の意見に対する不干渉が暗黙のルールとなっていた。
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