良貨
りょうか
名詞
標準
good money
文例 · 用例
異端邪説迫害殉教等の浪荒き大海を渡りて眞の信仰の湊にむかふ一二一―一二三〔教祖〕ドミニクス派の基を起せる聖ドミニクス〔良貨を〕ピエートロの船といへるに因みて。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
何としても、内蔵助の純正な武士性に、常々、肚にすえかねていたのは、現幕府のやっている――良民の良貨を引きあげて、新鋳の悪貨とスリ換えている経過からくりと、もう一つは、人間を畜生以下のものに規定した――生類おんあわれみ令――と称するお犬様あつかいの二大悪政である。
— 吉川英治 『新編忠臣蔵』 青空文庫
跳ねて破れず、爪|割いて掻き※らりょうか――愛。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
桂はここで三度の食事をするではないか、これをいやいやながら食う自分は彼の竹馬の友といわりょうかと、そう思うと僕は思わず涙を呑んだのである。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
しきりと画いていると、実景があまりよくッて僕の手がいかにもまずいので、画いていながらまたもや変な気になって何というまずサだろう、これが画といわりょうかおれはとてもだめなのかしらん、と思うと画くのがいやになってもうよそうかもうよそうかと思いながらやっていた。
— 国木田独歩 『郊外』 青空文庫
……近い処が、西河岸にござらっしゃる、ね、あの、目の前であったろうずりゃ、お地蔵様はどうお扱いなさりょうかと、つくづく思っていましたよ、はい。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
あこがれ慕う心には、冥土の関を据えたとて、夜のあくるのも待たりょうか。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
女の身としてあらりょうか。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
作例 · 標準
「悪貨は良貨を駆逐する」というグレシャムの法則は、現代の経済社会にも当てはまる部分がある。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
偽造が極めて困難な新しい紙幣が発行され、市場には徐々に良貨が出回るようになった。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
かつての政府は、財政難を理由に良貨を溶かして質の低い硬貨を大量に鋳造した。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview