上作
じょうさく
名詞
標準
good crop
文例 · 用例
末尾の言葉で作者もそれを認めてゐるやうに思へるが、それ以上作者が美しい放浪者の心とか懷疑者の心とか金鑛とか漠然とした言葉を用ひてゐるためなのではなからうか。
— 梶井基次郎 『『新潮』十月新人號小説評』 青空文庫
九右衛門さん、麦は上作だんべえ、蚕豆もはぢきれさうだ。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
比較的上作であつた時は直ちに面白いといふ一言で終るのである。
— 長塚節 『竹の里人〔三〕』 青空文庫
先ず新藤五の上作と行くかな……どうだい」「……ヘイ。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
『持主は誰れ』『川邊氏』、『何本かある』『凡そ六百本』、『幾何の收入かある』『四五百圓』、『梅林は此處だけなるか』『一昨年までは、山の彼方の上作延にも梅林ありたるが、今は梅を切りて、栗を植ゑたり』。
— 大町桂月 『久地の梅林』 青空文庫
ひと色はひと色であっても、その群青色のなかに幽玄きわまりない濃淡があって、その濃淡がおのずから着付けのひだ、しまめを織り出し、人形ながらもそこにあやかな人の息づき、いぶきが聞かれるような玲瓏たる上作でした。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
それにひきかえ他人さまの子の弥七郎は、さきほどだんなさまがそこのたなの三体をお見比べなさいましてずぼしをお当てなさいましたように、いたっての腕巧者、師匠のこの泥斎すらもときおり舌を巻くような上作を焼きあげるのでござります。
— 献上博多人形 『右門捕物帖』 青空文庫
それだけのことを聞かされて、その仮面を受取って、父は吉原の家へ帰って来ましたが、あくる日になってよく見ると、ゆうべ薄暗いところで見たのとは余ほど違っていて、かなりに古いものには相違ないのですが、刀の使い方もずいぶん不器用で、さのみの上作とは思われません。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
作例 · 標準
今年の米は天候にも恵まれ、ここ数年で一番の上作となりそうだ。
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「お、いい形のカボチャだね!これなら市場でも上作として評価されるよ」
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農家の方々は、丹精込めて育てた作物が上作に仕上がったことに胸をなでおろした。
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