火の神
ひのかみ
名詞
標準
god of fire (in Japanese mythology, usu. Kagutsuchi no Kami)
文例 · 用例
それといっしょに、風の神や、海の神や、山の神や、野の神、川の神、火の神をもお生みになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
ところがおいたわしいことには、伊弉冉神は、そのおしまいの火の神をお生みになるときに、おからだにおやけどをなすって、そのためにとうとうおかくれになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
伊弉諾神は、そのあとで、さっそく十拳の剣という長い剣を引きぬいて、女神の災のもとになった火の神を、一うちに斬り殺してしまいになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
宵啼をもって、火の神の町を焼く前駆とする者の心には、その声の至る処、路地の奥、土蔵の隅、井戸の底、屋根裏、階子の下、三階、額の裏、敷居、鴨居の中までも、燃えんとして火気の蔓り伝わる心地がして、あわれ人形町は柳屋の店を中心として真黒な地図に変ずるのであろうと戦慄した。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
「ホラ、見ろ、そつたらもの向けてるから、火の神樣におこられたんだべ。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
そったらもの向けてるから、火の神様に罰が当ったんだ。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
火の神 武進の諸生で楊某という青年が、某家に止宿していたことがある。
— 池北偶談 『中国怪奇小説集』 青空文庫
鳥越座をほろぼした火の神は、さらに下谷二長町の市村座を焼いた。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
作例 · 標準
古代の人々は火の神を畏怖し、毎晩欠かさず火の用心と家内安全を祈願した。
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日本神話において、カグツチは強力な火の神として誕生し、様々なドラマを生んだ。
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祭りのクライマックスでは、巨大な松明を掲げて火の神に捧げる儀式が行われた。
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