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燐光

りんこう異読 リンこう
名詞多音語
1
標準
phosphorescence
文例 · 用例
〔つめたき朝の真鍮に〕宮沢賢治つめたき朝の真鍮に胸をくるしと盛りまつりこゝろさびしくをろがめばおん舎利ゆゑにあをじろく燐光をこそはなちたまへり
宮沢賢治 〔つめたき朝の真鍮に〕 青空文庫
けれどもだんだん気をつけて見ると、そのきれいな水は、ガラスよりも水素よりもすきとほって、ときどき眼の加減か、ちらちら紫いろのこまかな波をたてたり、虹のやうにぎらっと光ったりしながら、声もなくどんどん流れて行き、野原にはあっちにもこっちにも、燐光の三角標が、うつくしく立ってゐたのです。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
それでもたしかに流れてゐたことは、二人の手首の、水にひたったとこが、少し水銀いろに浮いたやうに見え、その手首にぶっつかってできた波は、うつくしい燐光をあげて、ちらちらと燃えるやうに見えたのでもわかりました。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
二人もそっちを見ましたら、たったいまの鳥捕りが、黄いろと青じろの、うつくしい燐光を出す、いちめんのかはらははこぐさの上に立って、まじめな顔をして両手をひろげて、じっとそらを見てゐたのです。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
ごとごとごとごと汽車はきらびやかな燐光の川の岸を進みました。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
ラジュウムの雁、化石させられた燐光の雁。
宮澤賢治 ラジュウムの雁 青空文庫
大きな蛾の複眼に或る適当な角度で光を当てて見ると気味の悪いように赤い、燐光に類した光を発するのがある。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
天の川を数知れない氷がうつくしい燐光をはなちながらお互ぶっつかり合ってまるで花火のやうにパチパチ云ひながら流れて来向ふには大犬座のまばゆい三角標がかゞやきました。
宮沢賢治 〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕 青空文庫
作例 · 標準
真っ暗な洞窟の奥深くで、壁面の一部が不気味な緑色の燐光を放っていた。
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ブラックライトを当てると、その鉱物は鮮やかな燐光を発して我々を驚かせた。
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深海魚の中には、獲物をおびき寄せるために体表から燐光を放つ種類がいる。
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