原品
げんぴん
名詞
標準
the original article
文例 · 用例
原品の肖像画は、「紀行文豪」たる、あるいはたりし記念として、家蔵としている。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
この過程を通って、やがて鴎外が「椙原品」のような事実に即した作品をかくようになり、大正五年からは「澀江抽斎」「伊沢蘭軒」等の事実小説と云われている長篇伝記を書くようになったことも様々に考えられる。
— 宮本百合子 『鴎外・芥川・菊池の歴史小説』 青空文庫
それゆゑ私は、単に品が高尾でないと云ふ事実、即ち疾うの昔に大槻さんが遺憾なく立証してゐる事実を、再び書いて世間に出さうと云ふためばかりでなく、椙原品と云ふ女を一の問題としてこゝに提供したのである。
— 森鴎外 『椙原品』 青空文庫
リヨン市には弊社に附属する優秀なる外科整形病院がございまして、まことに手ぎわよく、原品同様に修理工作をいたしましてご返却いたす次第でございます。
— アルプスの潜水夫 ――モンブラン登山の巻 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
女の自転車と馬乗りとはその頃の流行なりしにや吉原品川楼の抱が和鞍に乗りての遊山また新橋芸者が自転車つらねて花見に出かけし噂なぞかしましき事ありけり。
— 永井荷風 『書かでもの記』 青空文庫
山田春塘の著『日本橋浮名歌妓』は明治十六年六月|檜物町の芸妓叶家歌吉といへるもの中橋の唐物商吉田屋の養子安兵衛なるものと短刀にて情死せし顛末を小説体に書きつづりしものにしてこの情死は明治十三年九月新吉原品川楼の娼妓盛糸と内務省の小吏谷豊栄が情死と相前後して久しく世の語り草とはなれるなり。
— 永井荷風 『桑中喜語』 青空文庫
しかも誰か彼の作が原品たる「下手物」の美を凌駕し得たと言い切る勇気をもとう。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
原品には堂々たる風格がある。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
作例 · 標準
オークションのカタログ写真とは異なり、届いた原品には目立つ傷がいくつかあった。
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修理を依頼していた時計を受け取る際、交換した部品と一緒に原品を返却してもらった。
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「この原品をモデルにして、同じデザインの複製品を3つ作ってください」
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